長い年月を経て、痛みの激しい内陣の壁面に金箔クロスを施工させていただきました。
上は着手前の写真です。長い年月を感じさせるように、煤あとや水しみ、破れなどがあります。
金箔クロスは下地の状態が仕上がりの善し悪しを決めるため、新たにプラスターボードを張り、入念にパテ処理をし、今回はコアシート(直貼り下地調整壁紙)貼り施工を選択しました。
コアシート施工後、養生期間を設け、再度パテ処理を行い、投光器で下地の不陸が出ないよう注意をはらい、金箔クロスを施工していきます。
施工完了後の写真です。やはり本物の金箔クロスならではの重厚な雰囲気に仕上がり、お施主様からも良い出来映えだとねぎらいの言葉もいただきました。