今回の現場は、聚楽塗り壁をクロス貼りに変更するリフォーム工事です。
年月が経過すると、どうしても聚楽壁の端部はもろくなり、剥離してきて中塗りが見えてきたり、傷などが目立ってきてしまいます。
下は、着手前の状況です。
聚楽壁からクロス貼りに変更する場合は、そのままではクロスが剥がれてきますので、下の写真の工程で施工します。
① 既存の聚楽壁を完全に落とすために、霧吹きで充分に散水し
② 出来るだけ聚楽壁が残らないように除去します。
③ 聚楽壁除去後の状態です。
④⑤ 見た目は不陸が無いように見えますが、クロス貼り下地用の補修材を全面に塗布します。
⑥ 下地状況を確認しながら、クロス貼りを行います。
以上の工程で完了です。
今回は、和室2室・廊下・階段室とあり、施工面積は約100㎡(30坪)でしたが、壁落とし1日、下地処理1日、クロス貼1日と3日間で完了しました。
写真では判りづらいのですが、明るめのベージュ系の和紙柄クロスで施工しましたので、明るく広さも感じる和室に仕上がりました。